私は、毎日多数送らせて来るワイン輸入業者や代理販売店のワイン紹介情報にはあまり興味がありません。
長年に渡り現地に行って現場の人に会うことが基本になっていて、『ワインのほんとう』を見聞きしているので、大切な商品であるワインに関しては自分の目で見て耳で聞いたことしか信じないことにしています。
輸入業者が作成した資料をそのまま鵜呑みにしてお客様にワインの説明をするなんて、私にはそんなことは怖くて出来ません。
私はワインの多くを知っている訳ではありません。
今、ソムリエ試験を受けたら多分落ちるでしょう。
フランスに通い始めて現場を知り始めた1990年代後半〜2000年代前半までは、全国コンクールに出場したりソムリエ養成塾を主宰してソムリエやワインエキスパートに合格していただくことに力を入れていた時代もありました。
でも、フランスのワイン造りの現場であまり必要とされていない知識(一部では馬鹿にまでされている)までを頭に詰め込むこと(詰め込めさせること)にだんだん意味を見い出せ無くなりました。
私の店の店内には、自分が現地で感動して100%自己責任で発注し輸入荷したワイン(約40社.200種)しか置いてありません。
それだからこそ、それらのワインについては誰よりもワインの背景を知っているつもりです。
造り人へとお客様への責任感からです。
ワインでご縁をいただいたお客様には『ワインのほんとう』を現地でこそ実感して欲しいのです。
ワインの本質が何であるかを、頭では無く五感で感じられるはずです。
ヘンな知識は無用、むしろ邪魔になることすらあると思っています。
私とフランスへ行きましょう。
10月7日〜14日予定
第8回.お客様フランスワイン旅行
詳しくはお問い合わせください(定員20名.現在15名様からご予約)
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