フランス-ワイナリー訪問-⑪

☆Marquise des Mures.

自然派ワインの父.マルセル・ラピエールとその甥.フィリップ・パカレが南フランスで自然的なワインを造りたいと計画し、畑を探していた時に候補に上がったのがこのジャン・ジャックさんでした。

ボジョレ地方から南仏に来た両者を訝っていた彼も数年が経つうちに自然的なワインを理解し、今ではサン.シニアンを代表するナチュラルワイナリーのひとつとなりました。

前回同様、私達の訪問に合わせて収穫を手伝っている人達や村人が集まっていて歓迎をしてくれました。

ワインは『土壌』『風土』『葡萄』そして何より『人』の多様の重なりが生み出すものです。

造り人のワインに対する哲学や人柄がそのほとんどを決めてしまうものです。

同じ条件の中でも『人』の考え方の違いによって全く違ったワインが生まれることがその証しです。

ジャン・ジャックさんの周りにいる人達は仲が良く、その和の雰囲気が特に収穫時に葡萄に佳い影響を与えていると確信しています。

南仏の隠れた景勝地.ロック・ブランの傍らにあるワイナリーには昔の日本人がそうであった包み込むようなあたたかみに溢れていました。

ワインの豊かさは香味だけではないことを強く感じた素晴らしい時間でした。

ワイン!最高! 人間!最高!

ワインと地酒 もりたか

「造り人」の情熱を「お客様」に伝え、そして「お客様」の感動を「造り人」に伝えることをモットーに ワイン&地酒、そして体にやさしい優れものなどについてのブログです。

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