ワイナリー訪問も後半戦。
Domaine Jean David.
実はFBの待受写真となっているのは、2010年秋のこのワイナリーでの葡萄収穫の折のものです。
現在は息子のジャン.リュックさんがI Tの仕事を辞めて継いでいます。
ひいお爺さんの頃からの有機栽培の葡萄樹には古いものが多く、この写真のグルナッシュ樹も約60歳で私と同年代ということになります。
写真右の父.ダヴィッドさん・母.マルティーヌさんは2007年に小松に来てくれ、その折のレストランでのお客様方の思いやりあるあたたかな歓迎の様子を懐かしくお話ししてくれました。
また、2012年.お客様旅行でのランチはまるで映画『プロヴァンスの12ケ月』(ピーター.メイル原作)の一場面のようで、誰も帰りたくないずっとここにいたい、という気持ちになる心地良さがありました。
ワインの人々に会いに来るたびに、人生で一番大切なものは何かを考えさせられます。
お金も肩書もある程度は大事ですが、そのことにことさらに価値を求め過ぎてしまうと小さく窮屈で滑稽にさえ見えてしまうことを、フランスのヴィニュロン達から教えてもらってきた30年だったようにも思います。
私も還暦を過ぎてさらにそのことが沁みています。
ワインの仕事を通してその大切なものを関わり合う人達と共に感じられるように、自らを律し努めていきたいと改めて思っています。
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