昨夜の1本は、
Le Clos des Jarres Utopy.
ヴィヴィアンさんは地元.南仏のミネルヴォワに帰る前にニュージーランドの大手ワインメーカーで働いたことがありました。
そこでは果汁濃縮、人工酵母、SO2大量使用、補糖補酸などが当たり前に行われていて、そのことも反面教師となって、自然派ワインの世界に入る強いきっかけとなったようです。
AOPミネルヴォワの地域にいる彼ですけど、AOPワインの称号を名乗ることに全く拘っていません。
むしろ、人と違うこと、人がやらないこと、に挑戦して、自分にしか造れないワインを生み出すことに喜びを見出しているように感じます。
妙なプライドが無いので、例えば、アルザス地方のワインとロワール地方のワインと自分のラングドッグ地方のワインを混ぜ合わせて、めちゃ旨いVin de Franceワインを造ってしまったりしています。
現地AOP委員やソムリエさん達が懸命に守り学んできたワイン法はもはや過去のもの、向上心のある一部の人達にとっては無用のものとなっています。
現場で何が起きているかを知るためには現場に行くことが一番です。
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