昨夜の1本は、
Mylene Bru Monts et Merveilles.
Myleneさんは今や時の人。自然派ワインを語るに欠かせぬ人となっています(イザベル・レルジョン著.NATURAL WINE)。
それでも、毎年新年のエアメールをくれる、女性らしい細やかな気遣いは変わりません。
Myleneさんは2017年1月に小松に来てワイン好きの方々と深夜まで語り合い、またその年10月には小松の皆さんが南仏のワイナリーを訪れました。
造り人と飲み手がそれぞれ日仏を行き来してワインが持つ豊かさを感じ合いました。
そんなMyleneさんは現在、苦境にいます。
昨年2021年は自然のいたずらで葡萄の収穫量が激減し、ワインの生産本数も極少数になってしまったからです。
自らの責任において哲学を実践し続けることは双刃の剣でもあります。
本物に徹することは常にリスクと背中合わせです。
便利と安さと効率が優先され嘘や大袈裟が氾濫し何が本当なのか分からなくなっている世の中で、せめて自分の持ち場だけでも偽り無くほのかに照らし続けていきたいものです。
2022年のワイン醸造が上手く進むことを祈ります。
Myleneさんのワインをこれからも何卒よろしくお願いいたします。
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