昨夜の一本

昨夜の1本は、

Penavayre Le Pitchou.

日本ではあまり見ることの無い、シュド・ウエスト地方.フロントンのワインです。

ネグレットという葡萄が使われ、土地感たっぷりの個性的な香味のワインとなっています。

このワイナリーには一度しか行ったことがないのですが、Penavayreさんにお会いした時の握手の握力の強さに軽く手を痛めたことは楽しい思い出です。

葡萄農家さん達の長年畑仕事をしてきた手はグローブのように厚く大きく、迫力がある握手には慣れていたのですが、想像を超えました、、

こういう手の栽培者は信用出来ます。

てんとう虫が顔近くに飛んで来ると、『てんとう虫までキスをしに来た!』。

春なのにコオロギが鳴いていると、『フランスでは虫も一年中恋をしているのです!』。

フランス流のウィットで笑わせてくれるPenavayreさんのワインは素朴で力強くてあたたかいです。

フランスの国土は日本の1.5倍。

全国至るところに葡萄の海が延々と広がっていて、優しく誠実なヴィニュロン達、人生を楽しむ達人の宝庫です。

ワイン大国、人間大国、フランス。

そんなフランス自然派ワインの豊かさの一隅をほのかではありますが確かに照らすことを続けて参ります。


ワインと地酒 もりたか

「造り人」の情熱を「お客様」に伝え、そして「お客様」の感動を「造り人」に伝えることをモットーに ワイン&地酒、そして体にやさしい優れものなどについてのブログです。

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