昨夜の1本は、
Chateau Pierre Bise Cremant de Loire.
先月、久しぶりに訪問しました。
初めての訪問は約25年前。
お父様のパパン氏の土壌の説明を、地下の寒いセラーの中で2時間以上聞きましたが、当時の私にはほぼ理解が出来ず寒さも加わって、早く終わってくれないかとそればかり考えていたものです。
次男のルネさんの時代となり、さらにそれぞれのワインに土壌由来の上質なミネラリテイが感じられるようになっていて、その進化に驚きました。
このスパークリングワインも、最初にシュナン・ブラン種の果実味やほのかなハチミツ香があって、その後に美しいミネラルの味わいが押し寄せてきます。
葡萄畑見学の折に、ルネさんから福岡正信の名前が出たことにも、健全な葡萄栽培やワイン造りへの研究心の深さを垣間見ました。
果実味と酸味とミネラリテイのトライアングルが見事に調和しているので、ドサージュ(甘味の添加)など余計なことをする必要が無く、どんな料理をも包み込み寄り添うことが出来ると思います。
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