昨夜の1本は、
Marquise des Mures La Majoral le Macabeu.
エチケットには村人が手で大事に葡萄を収穫している様子が描かれています。
あたたかいこころで皆んな仲良く収穫をすることが佳いワイン造りには欠かせません。
大切に育てられた土着の白葡萄品種.Macabeuが原料で、マセラッションの途中に一部をセニエしたものがこのワインです。
なので、プチ.オレンジワインということですね。
自然派ワインの父、故マルセル・ラピエール氏やその甥である自然派ワインのトップ、フィリップ・パカレ氏、またパリ.エノコネクションの伊藤先生らの導きの流れの中で、主人のジャン・ジャックさんは自然派ワインの生産に人生を賭ける決心をしていったのです。
畑の雑草を刈り込むこともしない自然な葡萄栽培をしていて、ワイン醸造においても天然酵母を生かし、熟成や瓶詰の折にも酸化防止剤は全く使いません。
天地の恵みと共に忘れてはいけないことは、ワインは人が造る、ということです。
造る人の考え方、人柄、哲学の違いによって同じ天地の恵みがあっても全く別のワインになるものです。
自分が造るワインで飲む人を幸せにしたいとこころの底から願って造られたワインは、抜群に美味しいし、身体を健康的に変化させる薬のような効用さえもたらすと、私は思っています。
エビデンスの無い目には見えぬことなのですがそこが理解出来ると、広くて明るいワインの世界の入り口に立つはじめとなるのです。
ワインの世界はいいことやいい人達でいっぱいですよ!
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