昨夜の1本は、
Domaine Aupilhac Lou Maset.
グルナッシュという比較的に果皮の薄い葡萄主体で渋みが柔らかな赤ワインです。
造り人のファダさんはトラックの荷台でワイン醸造を始めた苦労人。
心臓に疾患がありながら命懸けで、ダイナマイトを使ってまで硬い岩盤を砕いて葡萄畑を開墾し、それまでの濃いだけの南仏ワインにエレガンスな風味をもたらした改革者のひとりです。
再婚したスペイン人の奥さんとの相性は最高で、出来上がるワインは濃さ〜エレガンス〜ナチュラルを感じさせる風味へと進化し続けています。
凄い。
本国フランスのミシュランレストランではもちろんのこと、2007・2012年のお客様ワイン旅行、20年程前にホテルニューオータニ内のレストラン、トゥール・ダルジャンでもAupihacのワインを飲んだことまで思い出しました。
ここ10年程はワイナリーに訪問していませんが、また訪れたい一蔵です。
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