昨夜の1本は、
Benjamin Serer Les Trois Chenes.
3本の樫の樹がある葡萄畑のブドウ(シュナン.ブラン種)で造られているのがワイン名の由来です。
土壌はアルジロカルケール(粘土石灰質)とシレックス(火打石系)、葡萄樹齢は約50年、もちろん葡萄の収穫は手積みで、葡萄房に付着する自生酵母による発酵、酸化防止剤SO2の使用も最小限のVin Naturel です。
オーナーのセレールさんは長年、フランスで最も有名なシェフの一人であるアラン.デュカス氏の元で働いてきました。
フランスにおいてミシュラン3星をキープし続ける為には、料理やサービスに一般人の想像を超える厳格さが求められます。
元々の性格に仕事で身に付けたこの厳格さが、還元臭など一部で嫌われる要素等を全て排除するワイン造りに生かされています。
葡萄がB io栽培であることはもちろんのこと、葡萄畑の周りにある林などの環境の多様までを取り入れるアグロフォレストリーまでを実践しながら、完全無欠なワイン造りを追求しているのです。
まさに一流は一流を知るということだと思います。
口に含めば、凛として上品でありまた同時に表現が難しい複雑さも合わせ持っていて、その豊かな香味に圧倒されるのです。
やっぱり、ワインも最後は人です。
昨春の訪問時にご馳走いただいた生牡蠣とのマリアージュは最高でした!
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